「日本語支援と地域創生」をテーマにお話しました!

カテゴリー │多文化共生多文化コンシェルジュ日本語教育

みなさん、こんばんわ~

昨日と今日と、福島県国際交流協会と福島大学のお誘いで、
東北日本語学習支援ネットワーク会議にて
「日本語支援と地域創生」をテーマにお話をしてまいりました。

いや~東北の熱い魂を感じてきましたよ。

「日本語支援と地域創生」をテーマにお話しました!





一方で、まだまだ技量が足らず、私が発した語彙ばかりを気にして
そこに思考が執着するために、本来私が伝えている内容がきちんと全体像として捉えられていない人が
いらっしゃったのには、深く反省します涙
(某機関の方には、責められたと思ったみたいですね~謝っときましたが。
でも、その取り組みが血税を使用されているものだからこそ、しっかりと意義を問いたいわけですよ!)

しかし、私が批判を受けようとも(私の努力不足を棚に上げて恐縮ですが)
何度も何度も耳にタコができるほど、うるさいほどに言うのは、
私も経験からたくさんの失敗と実践を通しての手応えと成果を持っているからこそ、なんですびりびり

同じ失敗をさせるわけにはいかないから、どうしても伝えなければならないのです。
女性の活躍だとか、高齢者の活躍だとか、言われますが、
これからの地域の「未来」のために、私たちは何を備えなければならないかを考えないと
私たちは地域を存続させていくことが難しいからです炎
だから、私は本気なんです注目


在住外国人にとっての日本語は、日本において自己実現を果たすために必要なチカラですびっくり

それは、彼らの人生ステージにおいて、
「こうなりたい自分」がいるからです。

たとえば・・・
子どもを安心して育てたいから、学校の先生とのコミュニケーションが取れるようになりたい。
なりたい職業があるから、それを目指すには能力試験の取得が必要なんだ。
などなど、そのステージは人それぞれです。
だから彼らの生きる背景を考えたら、どういう支援が必要なのかは常に変化をしていくわけですね。

すると、「全部をまとめてなんてできないよ~」という声もあるかと思います。
たとえば、企業とのマッチングや就労支援のカギは「職場見学」なんか易しいプログラムを組むんじゃなく(ここではいつもダメ出しします)、
ちゃんと顔が見える関係性、相手を受け入れられる体制を創るための「職場体験」でなきゃだめなんだびっくり
って言っても、「企業とのつながり創るの大変だから、無理ムリ」っていう声だったり、
最悪のケース、「そんなの私たちはできないもん」っていう声となって返ってきたりします。

でも、それってこちら(教える・支援する)側の都合なんじゃない??
そこをどうするか考えて行動するから、ニーズに合った教室ができるんじゃない?

在住外国人の支援をしていくなかで、大きな壁はいつもぶち当たります。
それは、結局のところ、他方の「日本人の意識」が強烈な向かい風となってきます。

だから、在住外国人の自己実現と、日本語教育を捉えていくと、
次は必然的に、ホスト社会側の意識改革が求められます。

そこで、私たち(支援者)の本領発揮なわけですよ。
それは何かと言いますと・・・


日本語教育の領域外の日本人の人たちに、
外国人住民がいることのメリットや意義をしっかり認識してもらえるようにするパンチ

在住外国人にとって、「このまちがいい」と言える地域は、
おそらく日本人にとっても「いい街」であるはずです。
彼らが安心して生老病死を迎え入れられる街では
多言語での介護サービスを享受することができるでしょう。
災害情報も的確に彼らのもとに届けば、安心して街に暮らせていけるでしょう。
そうしたら、在住外国人は日本人と同じ住民として、
「伝統」を守り、「自然」を育み、「要介護者」や「産業」を支える人、「文化」を伝える人、「家族」を生む人・・・等と、
しっかり地域に貢献する人になっていけるのですキラキラ


さぁ、外国人も住みたくなる街、自己実現が果たせる街として、
地域を創っていきませんか。
これからの地域創生に、外国人住民の力は欠かせません。

もはや、日本語教育という「枠」に囚われず
ありとあらゆる点とつながり、あなたの住む地域を構築してほしいと思います。

さぁ、もう何をしなければならないのかは見えてきたのではないでしょうか?
答えは皆さんの心にあると思います。

私たちの活動のすべては、私たちの子どもたちの「未来」のために。

最後に、日本語支援にあたる皆さん、そしてその活動を支える皆さんのご家族に感謝し、
あらためて、あなたも外国人も、人は「地域の財産」なのだということを、お伝えします。


ということで、本日の資料はコチラからご覧ください

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また、福島を訪れるときには、さらに外国人の皆さん「も」輝いた地域になっていることを願って~
飛露喜




美酒を味わいに行きたいものです


福島県の皆さん、本当に長時間にわたり、ご参加いただきまして
誠にありがとうございましたハート


それでは、また会う日までクローバー
がぉがぉ~パー


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この記事へのコメント
本日の講演内容は、鳥肌が立ち、自然と涙が溢れてきました。私も、以前に「対人格訓練」=IPRトレイニングのトレイナーを勤めておりましたが、その折の目指す方向と全く同じです。ただ違うのは人種と言語、地域性と習慣であり、基本的には「宇宙船地球号」の乗組員として、相互理解と、相互信頼ができる場を少しでも、生きている間に作りたいものです。
 ライオン姫!!。倒れない程度に頑張れ!いや、頑張りすぎると折れてしまうので、そこそこにご精進ください。ありがとうございました。また浜松に行きたいです。
Posted by 本田 直 at 2015年10月03日 22:00
本田さま、ご感想をありがとうございました。
福島の皆さんが、本気でご自身が活動に身を捧げているからこそ、これからの福島をみんなでどうしていくのか、本気で考えなければならないのだと思います。
だからこそ、「日本語教育」を社会のどういう位置づけていくのか、
メタ思考で捉えてみてください。
福島の「未来」のために。
出会いに感謝!!ご活躍を期待しております。
またお会いできる日を楽しみにしております。
Posted by ライオン姫ライオン姫 at 2015年10月03日 23:22
ご無沙汰しております。昨年のタブマネの研修でお世話になった台東区の段塚です。福島県の山口さんの案内でここに到達しました。(笑)

「日本語支援と地域創生」の講師、お疲れ様でした。
私も参加したかったのですが、なかなか都合がつかなくて、とても残念でした。いつもの如く?熱い講義だったと聞き、重ねて残念な思いです。
「日本語支援」は、その人に一つの武器を授けることだと思っています。その人の目的に沿った戦いに勝利することが、その人のゴールであり、またスタートなのだと感じる今日この頃です。

最近は、浅草に出没されていますか?
またお会いできる日を楽しみにしています。
Posted by 段ちゃん@台東区 at 2015年10月06日 18:13
おぉ!これは浅草っ子、段塚さんじゃぁありませんか!コメントありがとうございます。
お返事コメントが遅くなってすみません。
損人の目的に沿った「戦いに勝利すること」
う~ん、唸るね~
とても刺激的な表現。私は好きです。

浅草、最近は行けてないんですよ~
年内中に東京へは絶対行かなきゃならないんで、
そのときにでも、浅草ツアーしてくださいね♪
Posted by ライオン姫ライオン姫 at 2015年10月09日 16:11
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