卵が先か鶏が先か・・外国人技能実習制度に思うこと

カテゴリー │外国人介護職員育成日本語教育

最近、思うことなんですが・・・

「人手不足」だからという理由で
外国人技能実習制度を活用し、人材の確保に努めようという
そういう取り組みが進められています。

ここに異論はありません。
むしろ、「気に入らないからすぐ辞める」
「コミュニケーション下手」な日本人の人材に
裏切られる雇用者としては、
「一生懸命に頑張る」「コミュニケーション上手」な外国人のほうが
はるかにありがたい存在として重宝されるでしょう。

いまや、人口減少にあえいでいるわけですから、
外国人も活躍できる社会づくりが必要です。

そうなんです!!!

しかしですね、政府は企業の姿勢を見ているのでしょうか。
いま、受入れ機関に対する規制をして、
正しく受け入れるようにしましょう!と推奨していますが、
そんな受入れ機関だけを取り締まっても
結局は意味がないんじゃないかと思うんです。

事前研修は165時間。
しかし、実際は10時間もしていなかったりするという。
それは、なぜ??
事前研修にあてる費用を、
受け入れる企業側が負担したくないからだそうな。

それって、おかしくないですか???
技能実習なんですから、教育に費用をかけましょうよ。
時間をかけましょうよ。

そうやって「安価な労働者がほしい」っていうの、やめましょうよ。

いくら受入れ機関が優秀でも、
人が足りないからすぐほしいんだ、教育はそこそこでいい、
そんな企業があるから、
入ったあとの実習生が悲劇な日々を送らなければならなかったりするんじゃないですか。

ま、それも受入れ機関がどういう姿勢で臨むかなのかもしれませんけどね。

外国人側にもQOLがあるわけですし、
一人の人間として、技能を活かして自己実現を果たせるようにするという
当たり前の姿勢を企業の規模の大小にかかわらず
社会的責任だと思って、やっていってほしいと思いました。

とはいえ、その教育、ちゃんと担える人材はいるのだろうか???

今度は、送り出し機関に問題がびっくり


課題解決には時間と労力が必要です・・・トホホ(がぉがぉ)肉球


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